美男美女って、、、あくまで他人が居てこそ成り立つよねって話

巷には美男美女と呼ばれる人が存在する。

確かに7頭身の人やら、
顔の小さい人やら、
目がパッチリやら、
整った顔やら、

挙げればキリがない!
とはいえあくまで他人が居てこそ成り立つものでもある。

では一人きりの環境にぶち込まれたラ?

想像上の話なのだが、もし仮に美男美女が「たった一人で」別の生存可能な惑星にある日送り込まれたとする。


  • 食料も無尽蔵である
  • 生活物資も無尽蔵である
  • 化粧品も美容の道具も無制限である

  • このような環境下にいきなり送り込まれ、生活物資には何不自由ない世界。

    ただ少しだけ足りないモノがあり、、、鏡がないのと、スマホがあるのに何故だか知らないけど自撮りすると画像が消えてしまうことの他に「自分以外誰も居ない世界であるということ。

    これまでの世界と一転

    地球上では「イケメンだよねぇ」とか「メッチャ美人!」とチヤホヤされてて、SNSで画像を上げれば瞬く間にシェアされて「イイね」がスグに付いた。

    だが、ここはスマホの電波も届かない・自分以外誰も居ない・鏡がないと3重苦が揃った世界でもある。

    このような世界では自分以外に自分を見る存在が誰もいないため、美人であろうとイケメンであろうと自分を見る存在がゼロ。

    となればイケメンだろうと、美人だろうと、生活する上で外見は関係ないよね、ということにもなる。

    とはいえ地球上で味わったあのチヤホヤされる感覚が忘れられず、自分を見たい・見たくて仕方がない、誰かに「美人だよね・イケメンだよね」と言われたい。

    でも人が誰も居ない。。。

    ある日発作が起こる

    そうだ、鏡だ

    ある日の朝、突如閃いたその移住者は一人きりで、鏡を作り出す方法をありとあらゆる手段を講じて考えるかもしれない。

    星の端から端まで靴がすり減って一人きりで歩いて歩いて、鏡を探し出したり、鏡を作る手段を探すかもしれない。

    でも、歩いても歩いてもゴツゴツした岩だけの世界が延々と広がっているだけで、自分が住むシェルター以外に見渡す限り何もない。

    時おり周囲を襲う激しい砂嵐の音だけが「ゴオォォー!」と聞こえるだけ。

    「オレはどうしたらいいんだ?渋谷の街を歩けば誰かしらお持ち帰りできたのに」
    「ここじゃ誰も俺を見てくれない」
    「あぁ~鏡だ!鏡があれば。。。」
    「何でSNSスマホの電波が入らないんだ」
    ※鉄塔がないから当たり前

    毎日毎日激しい発作が襲ってきて、「鏡だ、かがみ」と一人虚しく叫び続ける日々。

    折角その星では無尽蔵に食べられるCoCo壱のカツカレーがあるにも関わらず、カレーのことなど忘れて鏡とSNSを延々と探して、日を追うごとにゾンビのようになっていく!

    無尽蔵の食料と生活補助AIロボもいるが

    慣れない別の惑星での生活をサポートするために、ヒューマノイド型AIロボが1台、そのイケメンの住むシェルターに置かれてる。

    生活の掃除から炊事など何でもこなす万能ロボだが、このロボは最低限のことしか会話しない。。。

    「うむ」
    「そうか」

    この2語のみを話し、後は何も語らない。

    イケメン「なぁAIロボよ?俺はな?地球に居た時は週末に渋谷に行けばチヤホヤされてモテたんだよ」
    AI「うむ」
    イケメン「毎週のようにデートしてさ、夜景の見えるBARでデートしてさ。。。」
    AI「そうか」
    イケメン「って、俺の話聞いてるのか?」
    AI「うむ」

    なんて会話が延々と繰り広げられるだけで、このイケメンの自尊心を満たすことはゼロである。

    美はあくまで第三者の視線があってこそ

    ということですな。

    それに、個人の主観は様々だし、
    学生時代にイケてた○○君が、
    30歳超えたら禿げてお腹が出たオッサンになってた
    、なんてあるし。

    それに地球上で我々は空気を吸わないと生存できない罰ゲーム空間に居るが、空気って酸化効果で「錆」を発生させて老化現象が加速するらしい。

    空気吸わせて老化現象って、これもはや罰ゲーム以外の何物でもないよな、と個人的に思うのだが。

    話が逸れたが、まぁ身体に水分をシッカリと蓄えて美男美女のレベルがMAXなのは人生の中では非常に短いのだ。

    中年以降でも綺麗な人は居るが

    その場合、元の美ではなく後付けの性格などの内面的な要素が外に出てきて「綺麗」と思える人は居る。

    この場合の綺麗さはあくまで内面から滲み出るものに対し、イケメン美女でもチヤホヤの洗礼を受けすぎると、いつまでもそこに執着する可能性はある!

    内面からの場合は謙虚な性格など内面を磨くのに対し、「誰かから見て欲しい」と外面に重点を置くと常に第三者の目線を必要とする可能性はある。

    まぁ美男美女はいいよね

    と学生の時は憧れがあった(自分が普通レベルだったため)

    30歳を超えて努力してないと、ただのお腹が出たオッサンになったりなんてのは普通だし、そこに執着するのもねぇと色々と思うこともあり。

    とはいえ、イケメンで食い放題だったらなぁ、と淡い期待を抱いたことは一度や二度ではない!

    「え?」食い放題ってカレーのことなんだけど。。。

    あ、でもイケメンで毎週毎週女性を食いまくってたヤリ●ンの先輩!ある時性病にかかって、治療の時に尿道に針をぶっ刺されて、海老反りになって悶絶してたな。。。

    イケメンで食い放題でなくて良かったのかもしれない!